蓮塾授業風景①~仏教の時間~

2018年5月22日

5月16日、17日、18日に

蓮塾の各クラスで、「仏教の時間」を持ちました。

仏教の幼稚園で過ごしてきた子どもたちにとって、

みほとけさまは毎日見守っていてくださる大切な存在です。

仏教の時間は、そんなみほとけさまのお言葉を、

『ブッダがせんせい』という本を通して学び、

自分たちの毎日の生活を振り返ってみる時間です。

 

まずは、先生から子どもたちへの質問です。

「みんなの欲しいものってどんなもの?」

 

「ゲーム!」「子イヌ!」「スマホ!」などなど、

たくさんの意見が次から次へとあがりました。

 

では、みほとけさまは、欲しがる気持ちについて

どのようにおっしゃっているのでしょうか?

みほとけさまは、「なんでもほしがる、よくばりな心は、

いつか自分をきずつけてしまうよ」とおっしゃっています。

 

また、みほとけさまは、欲しがる気持ちを「煩悩」のひとつ、「貪欲(とんよく)」

とおっしゃいました。

花壇や畑が放っておくと雑草でいっぱいになり荒れ果ててしまうように、

私たちの心も「貪欲」でいっぱいになると、荒れて苦しくなってしまいます。

 

それならば、欲しがる気持ちはすべて我慢してしまうのがいいのでしょうか?

黙想し、他に良い方法がないか、自分に問いかけてみました。

 

さて、ここで先生からのアイディアです。

「気持ちを全部我慢することは難しくても、

自分でコントロールすることはできるんじゃないかな?」

みんなも、その言葉について考えます。

よくばりな心でいっぱいになり、自分や他の人を傷つけてしまうまえに、

ルールを決めたり、自分の気持ちを見つめてコントロールしたりすること。

 

「それならできるかも」「ルールといえば、ゲームの時間は決めているよ」と、それぞれの生活を

振り返りました。

今後も、仏教の時間を月に一度設けていく予定です。

毎日の生活の中にも答えのない問いはたくさんありますが、

みんなで考え、共有するよい機会になると思います。

どうぞ、ご期待ください。

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