園長のことば/沿革

当園園長秋田光彦から、メッセージです。エッセイ風に子どもたちへの思いを語ってもらいました。また、開園以来65年の沿革を簡単にまとめました。

園長のことば

子どもも大人も拝みあう、和合の幼稚園を目指して

イラスト:園長と子どもたち

毎朝、園舎には子どもたちの般若心経やお念仏を唱える声が響きます。玄関にはお釈迦様の大きな絵図があり、保育室にはお仏壇がある。ゆたかな仏教の環境は当園最大の特色です。

仏教教育の目的は「畏敬の念を育むこと」です。目には見えない大きな力に見守られている、生かされている、そういう世界観、幸福感を体の中に埋め込むこと。同時に人はひとりでは生きていけない、あらゆる環境や他者とのかかわりを通して生かされている。そういうおかげさまの心を育てることも、大事な目的です。

子どもたちに私から、月に一度、お寺の本堂で仏教の講話をお話しています。年長さんですと、お釈迦様のお伝記とか、「蜘蛛の糸」「とししゅん」など人間の愚かさや仏の慈悲について書かれた物語を語ります。それも当園の特色といえるでしょう。

なぜそれほど仏教に熱心なのか。お寺の幼稚園だから当たり前なのかもしれませんが、そういう「信」のこころはつまり、子どものいのちをいきいきと育むことに他ならない、と考えるからです。自ら主体的に、自律的に、生きることの原点は、そんな大きなものへの信頼や愛着から生じるからです。大きなものとは、仏であり、また園生活をともに励む担任の先生や友だちの仲間集団ともいえるかもしれない。ことばしかり、食べること、あそぶこと、しかりです。園環境のすべてが、大きなものでなくてはならない、と思います。

子どもも大人も、みながかかわりに生かされる、互いが拝みあう、そんな「和合の幼稚園」を目指しています。

顔写真

園長 秋田光彦先生

1955年、大阪生まれ。
学校法人蓮光学園 パドマ幼稚園園長。
浄土宗大蓮寺・應典院住職。
総合幼児教育研究会会長。
相愛大学客員教授。
主著に「葬式をしない寺」(新潮社)「仏教シネマ」(文春文庫)「今日は泣いて、明日笑いなさい」(メディアファクトリー)、編著に「生と死をつなぐケアとアート」(生活書院)等。


沿革

昭和28年 宗教法人大連寺立の幼稚園として大阪府認可を受く。園児数20名で開園。
昭和31年 初代園長秋田嘉朗死去。主事秋田光茂が大蓮寺第28世を拝命。園長に就任。
昭和33年 創立5周年。
昭和34年 園児給食を開始。
昭和38年 創立10周年記念大会。
昭和39年 幼稚園だより(現在の「わらべまんだら」)創刊。
昭和41年 第1回文化祭大バザー開催。
昭和43年 創立15周年記念大会。バス通園開始。
昭和48年 創立20周年記念大会。
昭和53年 創立25周年記念大会を開催。記念出版「たくましい心身を育てる」刊行。
昭和54年 小学部蓮塾開設。
昭和55年 研究部最年少組、幼児教室を開設。
昭和58年 創立30周年記念大会開催。
昭和59年 総合幼児教育研究会発会。秋田光茂先生が会長に就任。
昭和60年 朝日全国幼児作品コンクール表彰式(東京・有楽町マリオン)で、年長児による記念演奏。
昭和61年 秋田光茂先生が日本仏教保育協会「持田賞」を受賞。
昭和63年 創立35周年記念大会を開催。パドマ幼稚園後援会結成。
平成5年 創立40周年記念大会。研究部幼児教室を閉室して、別法人で蓮美幼児学園を開園。
平成9年 プール施設に全天候型大テントを新設。地域の仏教教育センターとして大蓮寺塔頭・應典院が落慶。
平成10年 創立45周年記念大会。
平成14年 大蓮寺住職に秋田光彦が晋山。
平成15年 創立50周年記念大会。
平成21年 3代目園長に秋田光彦が就任。
平成25年 学校法人蓮光学園として設置者を変更。創立60周年記念大会。
平成26年 園舎耐震改修工事を開始。1月に学園長秋田光茂 逝去。
平成27年 園舎改修工事終了。耐震園舎完成。完全オリジナルの「仏教健脳給食」がスタート。
平成28年 西園舎空調エコ改修、図書室改修工事完成。
平成29年 東園舎空調エコ改修、年中・年少保育室家具新調(予定)