赤色赤光

桜満開の入園式。「持戒」を語る。

2009年4月7日

入園式最高の贈り物は、見事な春の晴天と満開の桜でした。4月6日、120名のかわいい新入園児を迎え、私にとっても新園長初のスタートとなりました。もちろん母子一緒にご参加いただくのですが、最近顕著なのは、お父さんのご参加が多いこと。親子3人連れで撮った記念写真は、おそらく人生最高の一枚になるのではないでしょうか。

式場では私から歓迎のご挨拶をさせていただきました。午後からあった蓮塾の入塾式でも同様にお話したのは、仏教の「持戒」についてでした。

お釈迦さまが最初の仏教教団の規範として定めた「戒」を「維持」するとは、言い換えれば新しく始まった集団生活の約束を守り、保つことです。

「今日より子どもたちはもちろん、お父さま、お母さまも新しくパドマ幼稚園の一員となっていただきした。私たち教職員も同じ仲間です。集団生活の決まり、約束について私たちみんなで協力して、心を合わせて、『持戒』しながら、すばらしい園生活をつくっていきたいと願っております」

園生活は遊園地ではありません。見知らぬ他者どうしが、共通の願いをもって、一から共同体をつくりあげるということは、今の時代けっして容易なことではありません。園には園が定めた規範(戒)があります。しかし、その規範は参加する人々によって親しまれ、信頼され、保たれてこそ、園生活は正しく成り立っていくのだと思います。

新しい一年のスタートです。どうぞよろしくお願いします。

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