保護者さまの声

パドマ幼稚園は熱心なご両親のご理解とサポートに支えられています。
職員との関わりやそれぞれの活動、またさまざまな行事に対しても、
たくさんのご賞賛とご支援をいただいています。
ここではアンケートでお寄せいただいたお声の一部をご紹介します。(すべて年長児保護者)

パドマ幼稚園の魅力を語る

「対話する姿勢」に感謝

幼稚園に行くと、私の姿に気づいて、こちらより先に駆け寄ってくださる先生方の姿勢がいつもすばらしいと思います。子どもにはよく「話しかけられるより先に、相手のもとへ駆け寄ることは、人を大切にする心のあらわれだね」と話していますが、そのお手本のようで、うれしくなります。親として、また人として見習いたいと思います。
また、幼稚園に緊急の電話をする必要がある時など、子どもの体調不良など多少の不安があるものですが、電話口で対応してくださる先生方はいつもやさしく丁寧で、親身にお話を聞いてくださいました。こちらが電話口で早口になってしまうこともありますが、一度お伝えしたことはきちんと把握しておられ、「きちんと聞いてくださっている」という安心感がありました。「対話する姿勢」があふれている幼稚園です。

親子ともに成長できる幼稚園

幼稚園と家庭では、子どもの様子は異なります。時に、親が知らない子どもの姿が発揮されることもあります。
幼稚園では、わが子の成長の様子や園内での出来事を詳しく教えてくださいますし、行事での成長はもちろんですが、日々の園生活の中で生まれる小さな変化や一歩一歩の成長を見逃すことなく、伝えてくださいました。そんなわが子の姿があるんだと、親の私が何度も気付かされることがありました。パドマの先生方はいつも子どもたちと同じ目線に立ち、それぞれの成長過程を見守りながら、その子に合ったタイミングですてきな言葉をかけてくださいました。
また、焦らず、せかさず、じっと成長を待ってくださいました。そのおかげで、子どもたちは何かを乗り越えた時、やり遂げた時に、キラキラした笑顔で達成感を全身で味わうことができたのだと思っています。
そんな子どもたちの姿に、「小さなみ仏様だな」と実感しながら、私自身もたくさんのことを吸収し、子どもをより大切に思う心を育ててもらいました。親子ともに成長させていただき、幼稚園には感謝の気持ちでいっぱいです。
「知恩報徳」という言葉の通り、周りの方のご恩に感謝しながら過ごした日々は、私たち親子にとってかけがえのない宝物となりました。

身体を通して、ともに生きる喜びを感じる

パドマ幼稚園は身体運動が活発な幼稚園として知られますが、中でも、毎朝の運動ローテーションは、この園ならではのすばらしい取り組みだと感じています。走る、跳ぶ、登る…様々な動きを通して、子どもたちは自然と基礎体力を養い、自信に満ちた表情で登園するようになりました。また、ボールあそびや縄跳び、跳び箱、鬼ごっこといった多彩な遊びをクラスの友だちと楽しむ中で、身体を動かすことが大好きになっていきました。
年長になってからは、ヒップホップダンスにも挑戦しました。専門の先生からご指導いただける本格的なレッスンで、初めての動きに戸惑いながらも、少しずつステップを覚え、リズムに乗る楽しさを知っていきました。12月のお遊戯会のステージでは、緊張しつつも堂々と踊る姿に、大きな成長を感じ胸が熱くなりました。夏にはプールでのダンスや泳ぎにも親しみ、身体を使って楽しむ経験がさらに広がっていきました。
中でも心に残っているのが、秋のおやこ運動フェスティバルです。プログラムの最後は、年長児のリレーがあるのですが、真剣なまなざしで走り、小学生顔負けの見事なバトンワークを見せる姿、そして仲間と喜び合う瞬間に、自然と涙があふれました。
体を動かす喜びと、仲間と協力することの尊さを、日々の活動の中でしっかりと学んでいる――その姿に、パドマで過ごした日々のかけがえのなさを実感しています。

パドマ幼稚園行事のよろこびを語る

アート祭。生きる楽しさを表現する

10月18日、息子の幼稚園で行われたアート祭に家族で参加しました。園内には子どもたちが作ったたくさんの作品が展示され、親としてとても誇らしい気持ちになりました。特に印象に残ったのは、息子が描いた富士山の絵です。自分の手で描きあげた絵に、息子の集中力や創造力、また力強さが一枚の絵に凝集されていて感動しました。
また、廃材を使ったお化け屋敷の展示も、とても面白かったです。子どもたちが自分たちで作り上げたものとは思えないほど、本格的でまたアイデアにあふれていて、驚きました。息子も友だちと一緒に楽しみながら、寝ころがるガイコツを作成していました。ガイコツを見たことがないはずなのに、とても本格的で驚きました。友だちと協力したり、工夫したりしている様子がわかり、温かい気持ちになりました。
アート祭を通じて、息子の新たな一面を発見することができました。絵画や造形は、生きる楽しさを表現しているとも思いました。改めてパドマの先生方のすばらしさに敬服しました。ありがとうございます。

自由と尊重と、協力。音楽リズム発表会

音楽リズム発表会は。本当にすばらしい催しでした。どの学年も一生懸命歌う姿や、楽しそうに演奏する姿は微笑ましく、こちらまで笑顔になりました。
息子は「ここでまず木琴さんが弾いてから鍵盤やねん。鍵盤ハーモニカはめっちゃ大事やって先生が言ってたから!」と、家でも一生懸命練習をしておりました。それだけでなく「今日〇〇ちゃん司会めっちゃ上手くできたんやで」「〇〇君のシンセ、すっごいキレイな音やから絶対聞いてな」と、自分だけでなく、友だちのことを話していたのがとてもうれしく思いました。皆で作り上げてきたことがとても感じられ、本番でその想いも感じながら聞くと、より一層の凄みと迫力、温かさのようなものを感じました。
また、閉会最後の舞台で、園児全員から「ありがとうございました!」の掛け声があり、本当に感動しました。その時に息子が隣の子と何やら楽しそうに話していたのがとても印象的で、ホッとしたのか満面の笑みを浮かべていました。こちらまでうれしい気持ちになりました。
終わってからも、「先生が褒めてくれた!ここはこんな風に歌おうって言ってた!」と、夢中に話してくれて、先生方の励ましやお声がけが、子供達の気持ちや、あの楽しそうな雰囲気を作っていくのだと感じました。自由であるが、互いを尊重し、協力を忘れない。パドマ幼稚園で経験した宝物です。

おかげに気づかされる。卒業参拝。

年長卒業行事の「大本山百万遍知恩寺お礼参拝」に同伴しました。
京都の堂々たる大伽藍にびっくりしましたが、そこで卒業児たちが堂々と行う音楽法要に胸が熱くなりました。
今この人生の黄金期を何も見逃すまいと思っていますが、つい日々の忙しさを理由に、何かを取りこぼしてきたような気持ちがありました。子どもの成長はあまりに早く、いよいよ卒業が迫り、時間が慌ただしく過ぎる中で、自分の心がそれに追いつけずにいたように思います。
今回の卒業参拝で、その気持ちがふと落ち着き、これまで子どもと共に過ごしたこの3年に改めて向き合うことができました。先生方、子どもや自分と関わってくださった友人やそれぞれのご両親の存在が、当たり前ではないのだなと実感できました。
親子で手をつなぎ、早朝の街を歩いたこと、お寺のお数珠の大きかったこと、お堂が寒かったこと、帰宅後発熱したこと。そんな思い出が、幼稚園で過ごした時間と、これから歩む時間を紡いでくれると感じました。
学園長先生から、「咲いた花見て喜ぶならば、咲かせた根元の恩を知れ」と繰り返しお話してくださいましたが、自分の子どもの名付けにおいて「土台がしっかりとある」ということを大切にしていたので、深く頷くばかりでした。
これまでの3年間に感謝すると共に、卒業して終わりではなく、パドマ幼稚園で得たことを親子で大切にしていこうと身が引き締まりました。