園長のことば/沿革
当園園長秋田光軌から、メッセージです。エッセイ風に子どもたちへの思いを語ってもらいました。
また、開園以来70年の沿革を簡単にまとめました。
また、開園以来70年の沿革を簡単にまとめました。
園長のことば
畏敬の念をはぐくむ
毎朝、園舎には子どもたちの般若心経やお念仏を唱える声が響きます。玄関にはお釈迦様の大きな絵図があり、保育室にはお仏壇がある。ゆたかな仏教の環境は当園最大の特色です。
仏教教育の目的は「畏敬の念を育むこと」です。目には見えない大きな力に見守られている、生かされている、そういう世界観、幸福感を小さな体の中に埋め込むこと。同時に人はひとりでは生きていけない、あらゆる環境や他者とのかかわりを通して生かされている。そんなおかげさまの心を育てることも、大事な目的です。
当園の保育理念は「ほとけさまの教えを守り、みんなと仲よく、ともに励みながら、たくましく、かしこく、やさしいこころとからだを育てる」ことです。
ほとけさまを信じる心、道徳の心、友だちとの和合の心を大切にしています。それは、人間性の基礎基本をはぐくむ教育であり、生きる意欲と姿勢を先生や仲間とともに身につけられる活動を進めています。活動とはつまり「あそび」。子どもにとって「あそび」とは、集団の心と、じぶん主体の心をバランスよく育てることです。
今を生きる子どもたちは未来世代であり、AIネイティブでもあります。どんなに世界が変化しても、人間だけに備わる不変のものがあります。人間性の基礎基本とは、その根っことなるもの。パドマ幼稚園では、それを子どもの「内なる力(非認知能力)」として、最良の環境を通してたいせつに育んでいます。
祈りがあって、あそびがある。あそびがあって、育ちがある。こころもからだもゆたかに育つ。パドマ幼稚園は、そんな幼稚園らしい幼稚園です。
沿革
昭和28年 | 宗教法人大蓮寺立の幼稚園として大阪府認可を受く。園児数20名で開園。 |
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昭和31年 | 初代園長秋田嘉朗死去。主事秋田光茂が大蓮寺第28世を拝命。園長に就任。 |
昭和33年 | 創立5周年。 |
昭和34年 | 園児給食を開始。 |
昭和38年 | 創立10周年記念大会を開催。 |
昭和39年 | 幼稚園だより(現在の「わらべまんだら」)創刊。 |
昭和41年 | 第1回文化祭大バザー(現在の「文化祭」)開催。 |
昭和43年 | 創立15周年記念大会を開催。バス通園開始。 |
昭和48年 | 創立20周年記念大会を開催。 |
昭和53年 | 創立25周年記念大会を開催。記念出版「たくましい心身を育てる」刊行。 |
昭和54年 | 小学部蓮塾開設。 |
昭和55年 | 研究部最年少組、幼児教室を開設。 |
昭和58年 | 創立30周年記念大会を開催。 |
昭和59年 | 総合幼児教育研究会発会。秋田光茂先生が会長に就任。 |
昭和60年 | 朝日全国幼児作品コンクール表彰式(東京・有楽町マリオン)で、年長児による記念演奏。 |
昭和61年 | 秋田光茂先生が日本仏教保育協会「持田賞」を受賞。 |
昭和63年 | 創立35周年記念大会を開催。パドマ幼稚園後援会結成。 |
平成5年 | 創立40周年記念大会を開催。研究部幼児教室を閉室して、別法人で蓮美幼児学園を開園。 |
平成9年 | プール施設に全天候型大テントを新設。地域の仏教教育センターとして大蓮寺塔頭・應典院が落慶。 |
平成10年 | 創立45周年記念大会を開催。 |
平成14年 | 大蓮寺住職に秋田光彦が晋山。 |
平成15年 | 創立50周年記念大会を開催。 |
平成21年 | 3代目園長に秋田光彦が就任。 |
平成25年 | 学校法人蓮光学園を創立し設置者を変更。創立60周年記念大会を開催。 |
平成26年 | 園舎耐震改修工事を開始。9月に学園長秋田光茂 逝去。 |
平成27年 | 園舎改修工事終了。耐震園舎完成。完全オリジナルの「仏教健脳給食」がスタート。 |
平成28年 | 東園舎空調エコ改修、図書室改修工事完成。 |
平成29年 | 西園舎空調エコ改修、年中・年少保育室家具新調。 |
平成30年 | 創立65周年記念大会を開催。屋上プールの全面改修完了、ホームルームに「プレイランド」仕様の追加(「じぶん主体のあそび」活動推進のため)。 |
令和元年 | 保育室の天井の耐震強化工事。 |
令和2年 | 世界的なコロナ禍。感染対策として空気清浄機、自動温度計など設置。 |
令和3年 | コロナ禍。行事の中止、短縮、分散など続く。 |
令和4年 | 一部保育室の空調機を新調。園児椅子の新調。体育館照明のLED化。 |
令和5年 | 創立70周年記念大会を開催。講堂の大改修工事。黄色い滑り台改修工事。 |