教育理念

幼稚園は人生でいちばん最初に出会う学校です。小学校進学のためだけでなく、幼児期にこそ育まれるべき目に見えない能力(非認知能力)があります。やる気、がんばる力、協調性や忍耐力など、幼稚園教育だからこそ育つ力です。パドマ幼稚園の3つの教育理念を紹介します。

1.たいせつなこころを育む「仏教教育」

パドマ幼稚園は、府立天王寺高等学校や市立高津小学校発祥の地、浄土宗大蓮寺を源流とする仏教の幼稚園です。「パドマ」とは、仏教のことばで「赤い蓮の華」の意。その趣意は、すべてに輝く仏の子を育てることであり、子どもの全人格的な発達を願う「人間教育」を目指しています。

どの子も、生まれながらにして仏性(仏なる可能性)が備わっています。いま幼児期に仏性を育めば、その子の人格が立派に育ちます。けっして一宗一派に偏ることなく、しかし日常の幼稚園生活の基底には、しっかりと仏教精神が貫かれています。すべての保育室に仏壇を安置、朝のお勤めや瞑想、般若心経の奉読、また本堂参詣や仏式の式典など、仏教教育の実践が数多く取り入れられています。

正しい人間に育つ願いを、仏さまとともに。当園の仏教教育にご理解とご協力をお願いします。

2.⼦どもの⾮認知能⼒を育む「総合幼児教育」

動き(体の躍動)、ことば(知の躍動)、リズム(情の躍動)

AI やテクノロジーが進化するこれからの社会では新しい仕事や職業が⽣まれ、⼈間にはこれまでとは異なる能⼒が求められるといいます。それに伴い近年⼤きな教育改⾰がなされましたが、その基盤として幼児教育の重要性が再認識されています。

とくに意欲や協調性、⾃制⼼や創造性、コミュニケーション⼒といった「⾮認知能⼒」の発達は幼児期に著しいものがあり、それは⼤⼈になってからの社会的成功に⼤きく左右するといわれています。これは、⼀⼈で⾝につけられる学⼒とは異なり、集団での⾏動の中での挑戦や協⼒、あるいは困難や失敗などの経験を通して養われるものです。

パドマ幼稚園では、幼児の発達の特性に根ざした、「ことば」と「リズム」と「動き」の活動をそれぞれ有機的なかかわりをもつものととらえ、幅広い活動を段階的、継続的に取り組む総合幼児教育を実践しています。「ことば」とは、たましいと⼈格を育む⾔語感覚、「リズム」とは、感性と思いやりを育むリズム感覚、「動き」とは、やる気とがまんを育む⾝体感覚、それぞれを養いながら、⼀⽣の基盤となる「⾮認知能⼒」の開発を⽬指しています。

総幼研(総合幼児教育研究会)

3.親と子どもがともに育つ「親子共育」

子どものゆたかな育ちの上で、もっともたいせつなのは、ご家族、とりわけご両親の幼児とのかかわりです。パドマ幼稚園では、早くから「親子ともに育つ」を教育理念のひとつとし、園と家庭の連携を密にしながら、「親子共育」を進めてきました。幼児は環境の子。まわりの環境によきにつけ悪しきにつけ順応していくのが、幼児の育ちの道すじであり、まわりの大人、それも生活をともにするお父さんやお母さんのかかわりが、子どもの将来を左右するたいせつな鍵となります。

幼稚園はそんな親子のつながりの場でもあります。当園ではPTA活動を基本に、さまざまな保護者の幼稚園参加(行事や保育参観、ボランティア活動など)、また教育講演会等を通して、親もまたわが子とともに育つ環境づくりを目指しています。また同じ子育てに励む者どうしがつながる、お父さん、お母さんのネットワークづくりにも取り組んでいます。
(※各種活動のご参加は任意です)