学園長・副園長メッセージ

園の教育や職場の魅力から、子どもに対する想いまで。
パドマ幼稚園をまとめる学園⻑と副園⻑のお二人に語っていただきました。

学園長からのメッセージ

園長写真

パドマ幼稚園 学園長秋田光彦

幼児教育に取り組むお坊さん。
全国の教育団体の会⻑職も兼ねる。
著作やテレビ出演も多数。

パドマ幼稚園の創設からの想いとは?

困難にぶつかっても美しく咲く、
蓮の花のような子どもを育てたい

パドマ幼稚園は、まだ戦争の傷跡が残る昭和28年に大蓮寺の境内で創設されました。「パドマ」とは、仏教の言葉で「紅蓮華」を意味します。終戦間もない時代にその名前を園につけたのは、「どんなに困難なことがあっても、清らかに咲く蓮の花のような子どもを育てたい」という願いからでしょう。
それから70年経ちましたが、その想いは変わりません。変化が激しく、先を予測できないこれからの社会で最も重要なのは、幼児期に人間性の基礎を育むことです。多様性を認めることは大切ですが、だからと言って人としての基本を忘れてしまってはいけません。仏教はその大事な拠り所です。人や社会の正しいあり方を子どもたちへ伝えていくことも、私たちの使命だと考えています。

パドマ幼稚園の教育が子どもに与えるものとは?

バランスのよい独自の教育が、
子どものチカラを大きく伸ばす

近年、幼児教育の世界では、「非認知能力」を育てることが大きな注目を集めています。もちろんそれも重要なのですが、将来の学力の基礎となる「認知能力」も子どもにとって大事なものです。2つの力がどちらもバランスよく発達することが大切であって、当園の教育活動が幅広いのはそのためです。
保育理念にもあるように、当園では「集団のあそび」で仲間との連帯感や集団生活のルールを守る意識を育み、「じぶん主体のあそび」で子どもの内なる力を育てます。内なる力とは、自己肯定感や自己抑制力といった人間性の基礎をつくるものです。目には見えませんが、こうした力を育んだ子どもたちは、小学生になってからさらに大きな力を発揮してくれるでしょう。大人になってからの経歴や年収も大事かもしれませんが、幼児教育では、まずは人間としての心をゆたかに育てることが大切です。

パドマ幼稚園の魅力は?

「柔軟な姿勢」「熱意ある先生」
「独自の教育」が園の魅力

当園の魅力は3つあると思います。まずは、保育の理念と方針が明確で、なおかつ更新され続けるところです。幼児教育の役割は、社会の変化にあわせて変わっていきます。本当に子どものためになる教育を目指し、変化に対し柔軟に対応して、先生や保護者の方々に明確な方針を示せるところがパドマの⻑所でしょう。
2つ目は、先生の魅力です。パドマの先生方は、常に子どものためを思い、誠意と熱意を持って教育に取り組む方ばかりです。先生どうしの学びあいや支えあいも活発で、先生方の教育への意欲をサポートするために、園内の研修体制も充実させています。
3つ目は、充実した独自の教育活動です。運動ローテーションに日課活動、アート造形、子ども会議など、「集団のあそび」「自分主体のあそび」をバランスよく配置しています。14クラス400名と比較的規模は大きな幼稚園ですが、だからこそダイナミックな活動や経験が魅力です。

パドマ幼稚園がこれから目指す姿とは?

変化に立ち向かう子どもを育てる、
社会に開かれた幼稚園へ

いまは変化の激しい時代です。子どもたちが生きるこれからの社会も簡単には見通せません。だからこそ幼児教育としては、一番肝心の基礎を愚直に貫くことが大切だと信じています。AIやテクノロジーが次の社会を変えていくのなら、人間にしかない思考する力、表現する力、コミュニケーションする力などを、子どもたちには教育を通してしっかりと身につけてほしいと思っています。
また、近年では「開かれた教育課程」とよく言われますが、SNSや動画配信、ドキュメンテーションなどを利用して、よりオープンな情報発信を行い、「幼稚園を社会に開く」ことを意識していきたいです。幼稚園での活動のねらいや子どもの発達の様子など、近況報告にとどまらない保育の開示を考えていきたいですね。

副園⻑からのメッセージ

パドマ幼稚園 副園長佐々木千恵

幼稚園教諭から出発して
保育園副園⻑も務めた
キャリア30年のベテラン

パドマ幼稚園で働く魅力は?

園の教育の質を高める職員と保護者の存在

パドマ幼稚園は約400名の子どもが通う園です。1学年4クラスに分かれていますが、教育内容に差が出ないように、先生同士で保育を公開し合う文化があります。
「若手はベテランの先生のやり方を見て盗め」という園も少なくありませんが、当園ではベテランの先生が保育のやり方を開示して、経験の少ない先生に具体的な指導を行います。反対に、若手の先生も自分の保育を公開することで、若手ならではの新鮮な目線がベテランの先生の学びにつながることも。このような先生方の『学び合い』の姿勢のおかげで園全体の教育水準が上がり、保護者の方々にも「どの先生が担任になっても質の高い教育が受けられる」と言っていただけています。先生一人ひとりが他の先生に刺激を受けながら保育を追求できる。そんな環境こそが、当園で働く魅力のひとつです。
また、近年では仕事が忙しく、園の教育活動への参加を敬遠する親世代の方も多いと聞きますが、当園には非常に教育熱心な保護者の方が多く、園の活動にも熱心に参加や協力をしてくださります。保護者の方々に支えられながら教育活動に打ち込める。そういった面でも先生として大きなやりがいのある職場です。

先生方が保育で大切にしている考え方は?

大切なのは『自分がしたいこと』ではなく
『子どものためになること』

当園には、保育をする時に『自分がしたいこと』や『チームがしたいこと』ではなく、『子どものためになること』を第一に考えて行動する先生が多くいらっしゃいます。
保育のやり方が違う先生同士がぶつかる、という話もこの世界ではよく聞きますが、当園のモットーは『先生同士で向き合うのではなく、子どもに向き合う』ということです。
実際に、子どものためになる保育の在り方を先生たちが考え抜いたことで、保育の根本となるカリキュラムやスケジュールの見直しにつながったこともありましたね。

職場の雰囲気は?

互いに尊敬しあい、先生として成⻑できる職場

当園の保育ではチームワークが大切ということもあり、公私問わず先生同士のコミュニケーションが多い職場です。職員同士で遊びに行った話もよく聞きますね。みんな子どものことが大好きなので、雑談でも子どものおもしろエピソードで盛り上がっています。
また、『キャリアが上の先生が絶対に上の立場』というわけではなく、できる先生が得意なことをしたら良いという考えで、先生同士がリスペクトし合う雰囲気があります。たとえば、ピアノの上手な先生が録音したCDを苦手な先生が保育で使ったり、パソコンはやっぱり年⻑者より若い先生の方が得意なので(笑)、資料作りに協力してもらったり。
現在園には40名ほどの教職員がいますが、それぞれ個性がありながら、みんないつも前向きで反省と改善の心を忘れません。ただ仲がいいだけでなく、お互いにいい意味で影響し合い、先生として成⻑できる職場だと思います。

どんな人と一緒に働きたい?

子どもを可愛がるのではなく、
リスペクトできる人

新卒・中途を問わず、当園が求めているのは『子どもをしっかり愛することができる』先生です。愛すると言っても、決して可愛がるということではありません。対人間としてのリスペクトを持つという意味です。
子どもをリスペクトできる先生を求める理由は、物事を客観的に見ることができるから。「子どもは何もできないから全部やってあげなくちゃ、教えてあげなくちゃ」ではなく、「この子のためにどうしてあげるのがいいか」という発想ができるのです。その考え方で行う保育が、子どもに良い影響を与えることを感じてくださる人がいいですね。
保育の知識は後から身につけることができるので、いまの時点で完璧でなくても構いません。まずは子ども一人ひとりにリスペクトの気持ちを持って、誠実に向き合うこと。その姿勢を大切にしてくださる先生と一緒に仕事がしたいと考えています。

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