8月20日(土)「幼児教育実践学会」にて発表を行いました。

2022年8月22日更新

去る8月20日、「幼児教育実践学会」にて、当園の事業センター主査の齋藤佳津子、研究員の須賀(弘田)みな子が「日本の伝統的な文化財から考える実践報告 ~立絵を作るワークショップより~ 」というテーマにてオンライン発表を致しました。これは2013年度から行っている「キッズ・ミート・アート」の延長線上に、伝統文化財である「立絵」をツールにして、子どもたちの主体的な活動プログラムとして半日のワークショップを行った実践を纏めたものです。実施に関しては、(公財)前川財団の教育研究実践の助成金の採択を受けました。

日本の「絵巻物」文化の成立と紙芝居・立絵の関係性を説明した上で、絵巻物状の「長い紙」に絵を描きだすと、主体的な子どもによる「ものがたり」が生まれることを過去の実践から紐解きました。その上で、①「作り手」としての子どもたちの主体性を大事にしたこと、②「即興性」のある制作と発表形式にして、表現しやすい環境を工夫したこと、③異年齢児グループでの活動とし、子ども同士の協働の力を引き出すことをねらいに行いました。