蓮塾授業風景~仏教の時間~

2020年7月17日

今回のブログは、教育事業部主任代理の山本が担当します。

今週17日~19日の3日間に蓮塾の各クラスで、「仏教の時間」を持ちました。

仏教の時間は、御仏様のことばを、『ブッダがせんせい』という本を通して学び、児童自身が、毎日の生活を振り返る時間です。今年度初めての仏教の時間では、「防災を仏教の視点から見る」をテーマに実施しました。

まずは、子どもたちと「もしも火災が起きたとき、どのようにすれば安全に避難できるか?」について考える時間を持ちました。

「ハンカチで口を覆う」「身をかがめる」「(おはしも)を守る」「道を見失わないように、前の人との間を詰める」などなど、幼稚園で教わったことや小学校で学んだことをたくさん発表してくれました。

その上で、私から災害時には「自助」・「共助」の考え方が重要であることを伝え、「共助」という支え合いの繋がりは、御仏様も説いておられることを話し、『ブッダがせんせい』より以下のことばを紹介しました。

~いのちは、いちばん大切なもの

きみも、たくさんのいのちにささえられている~

 

いのちは大切なものです。だからこそ「自助」の思いで自分のいのちをまもることは当然のことです。

また、いのちはたくさんの他のいのちによって支えられています。それは、食べ物としてたくさんの「いのち」をいただいていることや、家族や友だちの支えによって生きていることなどなど・・・

 

御仏様のことばを受け、改めて自分を助けること〔自助〕、他者ととともに助け合える〔共助〕について、子どもたちと共に考えを深めました。

私自身、こういった時代だからこそ、「自助」・「共助」ということばは、災害時だけでなく普段から大切にする必要があるのではと感じました。

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その後、火災を想定した避難訓練を行いました。

(1C・2C・3αは雨天のため、実施できませんでした。改めて1学期期間中に行う予定です。)

 

全ての子どもたちが口を手で覆い、神妙な面持ちで園庭に避難します。

その間、およそ2分弱。

子どもたちは、「お(おさない)は(はしらない)し(しゃべらない)も(もどらない)」をしっかり守り、避難してくれました。

もし災害が起きたとき、仏教の時間で得た御仏様のことばや訓練を通して学んだことをぜひ活かしてほしいと願います。

また、今後の仏教の時間では、御仏様のことばをみんなで共有し、自分たちの毎日の生活を振り返る、そんな時間にしていきたいと思います。

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