赤色赤光

運動会終わる。すべては青空のおかげ。

2018年10月16日

運動会が終わりました。快晴で、怪我もなく、そして園児は最高のパフォーマンスを魅せてくれました。

 

コースを懸命に走る友だちを周辺から応援する友だちの姿は、もうひとつの運動会の醍醐味です。「友情」とはこの年齢の場合、励まされて励む、その姿に結晶化されています。かけっこもありますが、順位や勝ち負けなど励みの一助に過ぎません。だいじなことは、子どもが一緒に励むよろこびであり、たのしさであり、まさに運動会はその精華と言えるでしょう。

それにしても、思うことがあります。

今年の夏は、地震、熱中症、台風といろんなことがありました。倒木のため練習場にしているグラウンドが使用できず、普段とは違う事態となりました。例年同様十分な練習ができたとは言えないかもしれません。

しかし、感心したことは、それをハンディとせずに、先生方が様々に工夫して果敢にチャレンジを試みてくれたことです。ひとつひとつ述べませんが、これもまた運動会の転機だったのでしょう。その試行錯誤が素晴らしい、と思いました。

 

運動会は1年の折り返し点です。マラソンは後半苦しくなりますが、園生活はこれまでの蓄積が活かされる後半期を迎えます。まさにこれも転機なのです。

同じクラスの仲間どうしの仲間意識や連帯意識が高まってきます。みんなが協力して、ひとつの目標を達成していく。年長児4クラス全員で取り組んだ組体操のように、一人一人が網の目となって、クラスという大きな網をつくっていきます。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。いよいよこれからが園生活の本番といっていいかもしれません。

 

そしてこのたびの運動会の圧巻は、総勢百名に及ぼうとするPTAのご奉仕。その役割分担された手際よさに敬服しました。「お父さんたちは、今年度、初出番なんですよ」と会長の笑顔がこの上もなくさわやかでした。

すべて青空のおかげ。青空からみ仏さまが今日へと導いてくださいました。

 

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