赤色赤光

贈る言葉。卒業おめでとう。

2022年3月16日

みなさん、ご卒業おめでとうございます。

とうとうパドマ幼稚園、園生活最後の日を迎えました。今日は年長128名、みんなの卒業式です。

みなさんは3年間あるいは4年間、雨の日も風の日もお休みしないで、毎日幼稚園に通ってくださいました。

入園の頃は、お母さんと離れるのが嫌で泣いていた日もありましたね。この数年は、しんどい日やさびしい日もあったかもしれません。

それでも毎日、通っているうちに幼稚園に来るのが当たり前になって、幼稚園が大好きになって、

今では見違えるほど立派になりました。毎日続けること。心と体によい習慣をつけること、これが幼稚園で得た大きな力です。

それはあなた一人で作り出したものではありません。幼稚園でたくさんの友達と一緒に、先生たちと一緒に力を合わせ、

心を触れ合わせ、ともにがんばってきたからです。

多くの思い出があります。お泊まり保育や運動会、遊戯会や音楽発表会。

年中になってからは、中止になったり、縮小になったり、いろんなことがありましたが、

マスクの下のあなたたちは、いつも笑顔で過ごしてくれました。ありがとう。

もうすぐ桜が咲く4月にはみんな小学一年生になります。

幼稚園とはお別れだけど、新しい学校、初めて出会う先生やお友達がいます。

どの小学校に行っても、忘れないでいて欲しいことがあります。

まず、あなたはパドマ幼稚園の卒業生であること、そして3つの心をしっかり育んだ子供であることに自信と誇りを持ってください。

3つの心は覚えていますか。そう、やさしい子供、かしこい子供、たくましい子供。(ありがとう)

この3つを大切に、どんなに苦しいことがあっても、泥沼に咲く赤いハスの花のように凛として、清々しい子供でいてください。

みほとけ様はいつまでも、みんなの成長を見守ってくださっています。

さて、保護者の皆様、このたびはお子様のご卒業、まことにおめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

在園中は特にこの2年間は、きびしい環境にあったにも関わらず、よく幼稚園の方針をご信頼いただき、ご協力を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。

 国難ともいうような状況の中、大人の私たちは心配や不安に苛まれることもありましたが、

それをよそに、子どもは、子ども集団の中でたくましく大きく育ってくれました。

この子たちの園生活や経験は、決していつもに劣るものではありません。

この子たちだけの掛け替えのない素晴らしい幼稚園生活を修了して、

今日立派に巣立ってくれますことを、心から嬉しく、またありがたく思います。

 3年間4年間、しっかり勤め上げ、子供たちは心も体も立派に成長してくださいました。

それは影に日に、我が子の成長を誰よりも願い、誰よりも愛し、

お支えいただいたお父さんお母さんのおかげと心より敬意を表します。同時に、幾多の困難はありましたが、

パドマ幼稚園の保護者として規律を守りながら、幼稚園にご協力賜りましたおかげと感謝申し上げる次第です。

本当にありがとうございました。

 四月より、新しい小学校生活が始まりますが、どうか希望と慈愛に溢れた新しい出発をご家族ご一緒にお迎えくださるよう心よりお祈り申し上げます。

これからも子供達の、さらなる育ちを心からご祈念申し上げ、簡単ながら私よりお祝いの言葉といたします。

 

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