赤色赤光

みんなで協働するよろこびを。秋の運動会、間近。

2013年9月20日

  今日から運動会名物、年長児の組体操の練習が始まりました。4クラス131名が一体となって、次々演じる演目のすばらしさは、おそらく運動会当日、参観のみなさんの目を釘付けにすることでしょう。

 運動会に限らず、幼稚園の行事、音楽リズム発表会でも遊戯会でも、一枚の写真に撮れば、「すごい」「かわいい」「すばらしい」など感動のシーンとして切り取られがちなのですが、運動会の成果はアクロバット的な演技にあるのではありません。かけっこもありますが、順位や勝ち負けなど励みの一助に過ぎません。
参観の保護者のみなさんには、たまさか運動会本番のようすをご覧いただくわけですが、それは子どもの発達のプロセスのひとつの過程に過ぎない。だいじなことは、子どもが一緒に励むよろこびであり、たのしさなのです。

 2学期になって、同じクラスの仲間どうしの仲間意識や連帯意識が高まってきました。仲間どうしが協力して、ひとつの目標を達成していく。運動会では、クラスだけでなく、学年全体の共演もあります。年長児4クラス全員で取り組む組体操や鼓隊演奏はそのダイナミックな華ともいえるものでしょう。
誰ができたできないではない。園児全員が一体となって協働するそのよろこびこそ、運動会が目指すものなのです。

 育ちの秋といいますが、運動会を転機にして、園児たちは心身ともにぐんと成長します。みんなとやり遂げた達成感や充実感、そしてお父さんやお母さんの応援や賞賛による意欲と自信。

 運動会のグランドでは、華やかな競技以上に、そんな目には見えない成長の華々が咲き乱れるのです。

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