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■新しい学校評価。幼稚園をみんなでよくしていくために。

2023年2月10日

昨日、コドモンで学校評価の回答のお願いを一斉配信しました。私立学校園では法令で報告義務となっており、毎年、年度末あたりにお願いしてきましたが、今年から内容が大幅に変更となりました。
なぜ学校評価なのか、少し背景をご紹介しておきましょう。
まずは、それぞれの私立幼稚園が教育活動をもってどのように子どもを育てようとしているのか目標を持つことは当然のことです。しかし、その目標は園の思うがまま、唯我独尊であってはなりません。まず教職員自身が内容を理解していることが前提であり、また一番身近な関係者である保護者とも共有していくことが理想でしょう。学校評価とは、園の掲げる目標に対し、一年を振り返って果たしてそのように実践されてきたかどうか、保護者に評価していただく大事な機会なのです。

これまでも学校評価に取り組んできましたが、今回は、当園の新しい保育理念や方針に基づいた評価項目に改定されています。ある意味、より現状に適ったものとしてカスタマイズしたのですが、一年通じて、毎日のお子様の成長を見守っていただき、行事や参観など、当園をご覧いただいた保護者の皆さんにこそ、評価していただきたいと願っています。
評価の方法については、コドモンに譲りますが、ひとつお願いしておきたいことがあります。保護者評価はわが子を通してなので、主観的になると思うのですが、時に少し引いてみて全体から見る客観的な視線も大事にしていただきたいのです。
例えばこんな項目があります。
「幼稚園は、日々の生活や遠足等の行事を通して、子どもたちが身近な自然や生き物に関心を寄せ、自然に関わる機会を設けている」
実際には遠足に同行していただいているわけではありませんが、日頃のお子様の成長をこうした着眼から振り返ってみて、どのように感じたか、そこを評価していただきたいのです。
学校評価は幼稚園の成績表ではありません。評価の結果はこれからの幼稚園の資料として活かされ、さらによくしていくために、なくてはならない大事な糧となります。みんなの声が、未来の幼稚園をつくっていくのです。
なお、学校評価はすでに実施した自己評価(教職員による評価)とともに、年度内にホームページで公表する予定です。
開かれた幼稚園であるために、さらに窓を開いていきたいと思います。

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