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いりこは、栄養の宝庫。「噛む」ことのパワー。

2012年7月17日

先週金曜日、幼稚園の終業日に、子どもたちには夏休み中のいりこが配られました。ご注文をいただいた方対象ですが、例年より多いと係から聞きました。ご家庭が幼稚園の方針をご理解していただいていること、また子どもたちが大好きだからでしょう。

 

幼稚園で常食しているいりこは、カルシウムと不飽和脂肪酸の宝庫です。毎日10匹、食べるとカルシウム含量は189㎎、めざし2.36匹、豆腐0.7丁、牛乳0.9本充当といわれますから、すごい栄養です。
また、いりこは噛まなければ食べられない。日本人は卑弥呼の時代には一食に4000回、戦前でも1400回噛んでいましたが、現代生活では600回に過ぎません。スパゲティや卵焼きや子どもには食べやすいものを与えるから、ますます噛まなくなる。歯も口ごう力も、もちろん消化も退化していきます。また、脳内活力をつくる分泌物セロトニンも、噛むことから発生するわけですから、いりこは、その全面的な効果を備えているといっていいでしょう。
その他、食材を少し大きめにしたり、味を薄味にすると、よく噛むようになります。夏休みの食卓の工夫としていかがでしょうか。

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