赤色赤光

55周年の誓い

2008年12月17日

去る12月13日、リーガロイヤルホテルでパドマ幼稚園の創立55周年記念大会が盛大に 開催されました。全国から参加者じつに641名。子どもたちに立派な音楽発表はもちろん、職員・PTA総出で当たった舞台の製作、進行から受付対応まで、 さすがパドマの面目躍如たるものでした。

私にとっては、いよいよ来年度の園長交代が、公式に表明された場でもあり、さすがに緊張もおぼえました。

2部祝賀会の最後に、満場の来賓方を前に、私はお礼の言葉としてこう述べました。

「どの時代でも子どもたちの笑顔は、われわれの未来への希望でなくてはなりません。けれ ど、現代は子ども受難の時代、残念ながら必ずしも子どもの幸せを保証できない社会であることも事実です。だからこそ、幼稚園は、いったい幼児教育や子育て にとって何がたいせつなのかを考える場であってほしい。生半可な情報や思い込みに振り回されず、いま本当にたいせつなことは何かを、子どもと生きることを 通して、私たち大人がまず学ぶ場でありたいと思います。幼稚園だけではない、今日ご来場のご来賓のみなさん、保護者のみなさん、ともどもに励ましあい、支 えあい、学びあう、そういう幼稚園をつくっていきたいと思っています」

大きな晴れ舞台だったので、やや気負いもありましたが、それが私の本心です。幼稚園は子どもの楽園でもなければ、完全防御の避難地帯でもない。どうかご一緒に幼稚園づくりにご参加お願いいたします。

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