赤色赤光

いよいよ明日! 運動会で子どもたちが得るものは

2012年10月4日

去る10月3日、パドマ幼稚園の運動会のリハーサルを近場のグランドを借りて、全園
児で行いました。
年長児120名による組体操は、ふたりで、3人、5人でと、次々仲間と組み合わさりながら、集団美を披露してくれました。どこかの国のマスゲームと違って、権威の称揚とかアクロバットが目的ではない。幼児の組体操のねらいは、友だちと一緒に連帯感を組み上げるよろこびです。

人間はひとりでは生きていけません。誰かと誰かが支え合い、助け合い、全体をな
しているのであって、誰一人欠いてはならない。連帯感とは、…皆が何かを一緒に
協働するうちに自ずと自覚されるものでなくてはならないと思います。
写真の「万里の長城」はひとつが1クラス30名、4クラス120名の城壁ができあがっ
ています。両肩に乗る前の足は重いけど、大地についたままの両手は痛いけど、皆
のためなら耐えられる、がんばれる……そこから得られるものは何よりも代えがた
い貴重な体験だと思うのです。

そして、連帯の総仕上げは、周囲からの賞賛です。お父さん、お母さん、「よくが
んばったね」と抱きしめてあげてほしい。子どもだって、大人の笑顔がうれしいの
です。そういう励みとよろこび(そして、失敗や落胆も)を少しずつ積み重ねなが
ら、子どもは自分と他者の関係を体で覚えていくのだと思います。

本番はいよいよ明日、どうぞ晴れてくれますように。
  

ページトップへ